3・12群馬さよなら原発アクション2023写真速報

3月12日の群馬さよなら原発アクションは400人が集まり、とても元気が出る集会とデモとなりました。とりあえずの写真特集。

高崎金曜日行動を代表して発言した木村さんの発言は以下の通り。

みなさんお疲れ様です。え、高崎駅金曜西口脱原発行動、通称タカキン。毎週金曜日、夜7時から8時まで高崎駅の西口で え、雨にも負けず、風にも雪にも負けず、続けて続けて、えー来週555回になります。

12年目の今日、少し、昔のことを振り返ってみたいと思います。

あの時、私たち政府も東電の言うことも何も信じられなかったので、自分たちで測定器を買って、市民測定室を立ち上げました。 そして、群馬の汚染状況を色々調べてまいりました。3年経った2014年になっても、新前橋の駅前の土4000ベクレルの放射能が出てるんです。

屋根の上の砂埃を集めたものからは、1万ベクレルを超える放射能が出ているんです。

そして、富岡のあの通学路の土を富岡のお母さんたちが持ってきて、計りました。1万ベクレルを超えるあの放射能が出ているんです。で、富岡のお母さんたち、その結果を持って、富岡市役所に 除染の申し入れに行ったんだそうです。そしたら、富岡市がなんて言ったか、勝手に計って迷惑だって言ったんですね。

で、そんな状況の群馬だったわけです。えー、榛名湖や、赤城の大沼の若サギ、100ベクレルをなかなか下回らずに食べられる、食べられなかったというのを記憶に、まだ新しいと思います。えー、 私たちはみんな薄く広く被爆してたんですね、 そのことに対して、もっと怒っていいと思うんです。

被爆すると、すぐにがんになって、死ぬっていう話じゃないですけれども、かからなくて済む病気にかかった人もいるでしょう。それから、被爆は老化を呼びます。

みんな、私たち少しずつ老化したんだと思うんですね、怒りましょう、私たちの若さを返しなさい、もっと怒っていいと思います。

で、歴史に残る、そんなね、大変な絶望的な状況の中、私たち頑張ったと思います。こういう時に、やはり市民は みんなで手をつなぐ、まとまる、団結するっていうことでしか立ち向かうことができないんですね、それが、唯一の方法だったと思います。

脱原発のつながりの中から、地域に根差した、いろんな活動が生まれてきました。

安中では立派なNPO法人に育った団体もあります。親たちが学校を立ち上げた仲間もいます。

えー、前橋の学習会は、途切れることなく、今日まで続いています。

労働組合は大きくなって、労働闘争で目覚ましい成果を挙げています。

え、私たちは決して負けていない、脱原発でつながった仲間たちである、私たち絶対に今日まで負けてこなかったと思います。

で、市民測定室を立ち上げたメンバーが今、タカキンも行っています。

次の金曜日、555回はゴーゴーゴーですので、ぜひ皆さんも高崎駅、西口遊びに来てください。で、歌ありえーえ、歌や、いろんなパフォーマンスで やっています。で、今、右翼の妨害も受けています。 あんなふうに大音響で、私たちの行動を邪魔しにくる大変暇な右翼がいますので、それも見物ですので、皆さん1度見に来ていただきたいと思います。

これからも、一緒に手を携えて、団結を崩さず、頑張っていきましょう。

YouTube動画

大塚正之さん主催者あいさつ
 
事務局の大塚と申します。12回目、最初の回から、 この集会の準備等を立ち上げてやってきました。12年かなという風に思ってます。会を全体を代表するという形ですが、ちょっと今日私個人的な考えの元で喋らさせていただくものがあるんですけども。今回12年、12回目ですが、新たなサヨナラ原発、反原発の運動を作っていかなければならない、そういう決意です。
その中身は、今日ゲストで来ていただいてます。アウアプラネットの白石はじめさん、福島から宮本さん、被害者の河合さん3人の方、ゲストスピーチをしていただきます。
白石さんからは、今日、資料の中にも見れましたけども、子供甲状腺がん裁判について、喋っていただくスピーチしていただくという予定です。去年の1月に 6人の若者、そしてその後1人が加わって、今7人の若者が、甲状腺がんにかかり、東京電力第1福島原発の事故が原因であるということで、東京電力を相手に裁判を起こしました。10年かかったで、なぜ10年かかったか、皆さん想像してほしいと思います。 発見されたのは、もう2年、3年のうちに発見されて、多くの方はもう手術を受けています。当然、お父さん、お母さんが保護者として裁判を起こすことが可能なんだろうと思いますけど、も。しかし、 自分の子供が癌にかかったからということで、それを訴えに出た時に、全ての重圧が子供たちにかかる。
お父さん、お母さんからすれば、非常に苦しい話だと思います。そして、今7人の青年たちが、300人の癌にかかった仲間たちを代表して、裁判を起こしました。
この裁判の目的は、 第1原発の事故が原因、病気の原因であるということを明らかにするということです。けれども、私たちに突きつけてる問題は何かというのを考えなくてはならないと思ってます。それは、福島第一原発事故、 健康被害っていう問題です健康被害が発生したんだということ、 今まで政府も東京電力も健康被害は一切ないっていう風に言ってます。
それが、原発再稼働の彼らのやっぱり最大の根拠です。事故があっても、健康被害もなかったんだと、 そういう言い分です。極めて深刻な問題です。7人の若者たちが 裁判に打って出た明示的にはされていませんけども、福島第一原発事故、被爆者宣言に等しい宣言です。裁判は匿名で行われています。 自分たちが病気にかかった被爆者であるということが、どれほどの重圧になるかを想像すればわかります。
私たちは、この群馬も少なからず、汚染されましたけど。しかし、福島第一原発事故、健康被害という問題を、私たちは真っ正面に受け止めなければならないと思います。
そして、300人の癌の子供たち、 3000人を超える要観察の子供たち、そして今福島で生活している大人たち、子供たち、これから生まれてくる子供たち、 福島第一原発事故っていうのは、12年前に起こったけども、今これから続く事故です。
原発事故の本当の恐ろしさっていうのは、終わらないっていう。
12年間経ちましたけども、事故は全く終わってない本当の被害はこれからだというふうに私は思います。
12年目のさよなら原発アクションを新たな出発点として、 全ての原発を廃炉にする、全ての被害者に正当な救済をする、私たちに課せられた課題は大きいと思います。
裁判を起こした、7人の若者たちだけの闘いではありません。私たちが、 政府や東京電力の責任を追及するのは私たちです。被害に遭った人たちの責任ではありません、私たちこそが 責任を追求すべきだという決意です。12年後の12回目の集会ですけども、年に1回という形ですけど、今日の集会をみんなの力で成功させていきましょう、よろしくお願いします。