ウクライナ開戦1周年の日の高崎金曜日行動。原発とめよう!戦争とめよう!

 2023年2月24日。この日はロシアのウクライナ侵攻=開戦1周年だ。ロシア=プーチンを叩かなければ人にあらず、という風潮が一年続いた。岸田政権、国会から地方議会、マス・メディアもあげて、世論を扇動している。岸田首相を先頭に、ロシア=プーチンを弾劾し、ウクライナの軍事支援に賛成し、日本も平和憲法の殻を破って「国を守る」ために反撃能力を保持し、軍事費を2倍にしなければならないというのである。戦争反対を言いながら、同じことを言う人があふれている。右も左もない。

 高崎金曜日行動=タカキンは、誰でも個人で参加できる。参加者に思想的な一致があるわけではない。しかし、たとえ孤立することがあろうとも、戦争反対、労働者の国際連帯で戦争をとめようと訴えてきた。ますます声高く、鮮明に戦争反対、岸田政権打倒、改憲と戦争反対と叫ばなければならない。

 その正しさを証明するかのように、今年の1月27日から右翼が毎週金曜日にタカキンの妨害に現れるようになった。最初の2週は街宣車を持ってきて、大音量でタカキンの訴えをかき消して挑発を繰り返した。それ以降の3週は彼らが街宣の道路使用許可を取って、街宣活動を行い、タカキンを追い出した。タカキンは同じ高崎駅西口のペデストリアンデッキに場所を移してスタンディング行動を中心に高崎金曜日行動を継続することにした。たいへんな状況を知って、久しぶりの仲間が出てきてくれる状況である。高崎金曜日行動10年の力は偉大だ。

 2月24日は、高崎金曜日行動=タカキンは552回目。右翼・奸討塾(松葉会系)の金曜日行動は3回目。久しぶりに通りかかった仲間が、あれ?知っている人がいないし、言ってることが違うし、タカキンはどうなってしまったんだと驚いた、と、笑っていた。会えてよかった。今回も女子高校生と話こんだり、若者がこぶしをあげて戦争反対!とエールを送ってくれたり、記念写真に紛れ込んで写真撮って喜んでたり、といい感じ。

 だいたい、軍備増強して「反撃能力」=先制攻撃能力もてば「国を守れる」なんてどうかしている。日本がパールハーバーを先制攻撃やって、国力12倍のアメリカに宣戦布告して、どれだけ「国民」を死に追いやったのか?この「国民」には植民地下の朝鮮・台湾も含まれる。ドイツ・イタリアが敗北しても天皇を守るために降伏せず、空襲と沖縄線と原爆でどれだけの地獄を「国民」に味わわせたのか?米英ソの合意に基づくソ連の参戦まで戦争を長引かせた。南北朝鮮の分断を引き起こしたのも日本の責任だ。天皇こそプーチン以上の戦犯だ。

 北朝鮮のミサイル発射で、緊急速報連発して、子供や自治体職員にヘルメットかぶせるなんて、後世に恥をさらす愚挙だ。日本も世界も歴史の曲がり角。労働者が社会の主人公、人として、労働者として、誇りをもって立ち上がろう。

右翼・「奸討塾」(指定暴力団松葉会系)の「金曜日行動」(3回目)。高崎金曜日行動は荷物を持ってペデストリアンデッキへ移動。
2月3日の右翼・奸討塾の街宣車。うるさい。

高崎金曜日行動休まず10周年!

 2012年8月3日から開始された高崎金曜日行動=タカキン。

 2022年8月5日で10周年を迎えました。この10年、元日であろうが、大雪や台風であろうが、休むことなく、毎週金曜日に原発反対の声を上げ続けてきました。

 10年続けてこられたのは、たくさんの仲間のおかげです。まだまだ声を上げ続けなくてはいけない現実ですが、子供たちのため、未来のため、の思いは変わりません。これからも、子供たちのため、未来のために、声を上げ続けます。

 それは原発なくそう、から始まりましたが、同じ思いで、戦争に反対し、あらゆる問題に声を上げてきました。毎回、韓国の脱原発運動の聖地と言われる三陟(サムチョク)との連帯を表明してきました。立場を超えた連帯の場所として、高崎金曜日行動は発展し続けています。今後もみなさんの参加をお待ちしています。原発と核をなくすまで、ともにがんばりましょう。

タカキンの仲間のメッセージ。

歴史が、戦争を挟んで戦前戦後となる様に、自分の人生は、原発事故を基点とするビフォーアフターで考える様になってしまいました。

起きないで欲しかった原発事故、とうとう起きてしまった原発事故、10年くらいじゃ何も解決しない事がはっきりした原発事故。

その中で知らない者同志が次々と繋がり、ともに声を上げ続けたこの10年間。

未来を揺るがす過酷な事態に対して、市民はこうやって団結する事で対抗するんだな、それが人間の持つ力なんだな、団結が唯一で最大の武器なんだな。

タカ金を開始したら、監視カメラが7台も増えたり、当初は革マルメンバーが毎回10人スーツ姿で来ていたり、公安のみなさんがいつも参加しているのにコーヒー飲みに来なかったり。

県外からも、多くのゲストがやって来ました。

これからも、様々な面々が集うでしょう。社会に怒りを感じたら、とにかくプラカード持って(無くてもよい)タカ金に来る。

この世に、闘わずして守れるものはない。一人で闘うのが難しければ、タカ金には、闘う仲間がいます。

4/22の高崎金曜日行動(508回目)

ロシアのウクライナ侵攻を許さない。「一片の領土も渡さない」というゼレンスキーも許せない。戦争は、支配者たちの支配の欲望から始まる。これと立ち向かうの労働者市民の反戦闘争と国際連帯。

岸田政権の防弾チョッキやドローンのウクライナへの支援は、全面的な軍事支援・武器輸出の道を開くもの。改憲と参戦に突き進む支配階級を許してはいけない。

群馬合同労組 メーデーアクション2022へ

2022年4月8日高崎金曜日行動は506回目

 ウクライナの戦争をめぐって、世界と日本は歴史の大きな曲がり角にある。

 ロシアは悪い。侵略戦争を開始したプーチンは万死に値する。

 しかし、米・NATO、ウクライナ・ゼレンスキーは同等に許しがたい。

 それを持ちあげ、あたかも「人道主義」「正義」を体現するかのような顔をしている日本政府とメディアは最悪である。

 

 実際に戦争が始まると、それまで戦争反対と言っていた人たちが、この戦争は正義の戦争だから賛成すると言い出す。第一次世界大戦の時がそうだった。マルクス主義や社会主義を掲げていた人たちもそうだった。それに対して「革命的祖国敗北主義」を掲げて、この戦争は強盗どもの戦争だ、戦場で殺される兵士(軍服を着た労働者)と労働者の連帯で自国の強盗政府を倒そうと檄を発し、革命に勝利したのがレーニンであり、ロシア革命だった。その呼びかけは世界中の労働者階級民衆にこだまして、革命と民族解放闘争の爆発に発展する。レーニン死後、これを裏切り強盗の仲間入りをしてしまったのがスターリンだった。

 今、戦争が実際に始まると、憲法9条を守ろうという運動は吹き飛ばされそうだ。戦後もアメリカの戦争とアジア支配の元で守られてきた日本の戦後民主主義とは何だったのか、今一度ワールドワイドな視点で総括して、今こそ戦争反対を叫ばなければならない。人類の未来をかけて。

 原発反対もつながっている。今こそさけぼう、原発なくせと!

高崎金曜日行動は490回目、現状だよりは600号!

 ブログの更新が止まってましたが、高崎金曜日行動は休みなく、2021年12月17日で490回目でした。「原発事故・現状だより」の方は先週12月10日号で600号でした。

 今日は冷たい強風で大変だと思っていたら、途中で雨が降り出した。少し時間を早めて終了した。片づけたらたどり着いた人が二人いた。今日は道が混んでいたから。

 欠かさずにタカキンに参加してくれていたMさんが病気で入院してしまい、みなで心配している。早く良くなってほしい。

 その穴を埋めるかのように、サーカス学校のけんたさんが突然現れた。うれしいですね。こういう再会は。サーカスもコロナでとても苦しかったと話してくれた。

 最近、訃報や病気の話が多く気が滅入る。しかし、11年目の3・11に向け群馬の実行委員会も10月から動き出した。

 コロナ。そして気候変動。10年で、この社会の危機はバージョンアップしている。

 3・11以降10年の原発再稼働と原発に反対する闘いや福島の闘いが何だったのか、今一度検証と総括が必要だろう。まだまだ継続し、発展させていかなければならない。

 12月11日には、茨城県の東海第二原発の運転に反対する一斉行動に高崎・群馬からも参加した。原発避難者の群馬訴訟原告団長・丹治さんのアピールはやはり力がある。

高崎金曜日行動と群馬合同労組街頭宣伝と現状だより

高崎金曜日行動は477回目

その前に群馬合同労組は街頭宣伝行動。訴えはちゃんと届いている手ごたえあり。

原発とめよう群馬 原発事故・現状だより 9/17号

東京高裁・高橋譲裁判長の不当判決弾劾!群馬の森朝鮮人追悼碑裁判

 昨日8月26日、東京高裁は、群馬県の県立公園にある朝鮮人労働者の追悼碑の設置期間更新を認めない処分をした県に対し、市民団体・『記憶 反省 そして友好』の追悼碑を守る会」が認めるよう求めた訴訟の控訴審判決で、県の処分を違法とした一審・前橋地裁判決(2018年2月)を取り消し、市民団体の請求を棄却しました。高橋譲裁判長は「県の処分には正当な理由がある」と述べました。

 控訴審判決では、県は04年に追悼碑の設置を許可する際、「宗教的・政治的行事を行わない」とする条件を設け、原告の前身団体は県との協議で追悼碑に「強制連行」と記載するのを見送ったのに、05~12年に追悼碑前で開いた3回の追悼式で団体幹部らが「強制連行」などの発言をした、という言いがかりをつけて、群馬県が14年に追悼碑の設置期間更新を認めなかった事に対して判決は、市民団体の行為を「歴史的認識に関する主義主張を訴えるための政治的行事」と判断。その上で「追悼碑は中立的な性格を失い、日韓、日朝の相互の信頼を深めるなどの効用も損なわれた」とし、更新を認めなかった県の処分を適法としたという、めちゃくちゃなものでした。

 なお、一審前橋地裁判決も追悼式は政治的行事に該当するという反動的部分もありましたが、「それだけでは追悼碑が公園にふさわしくないとは言えない」として市民団体側の請求を認めていました。

 高橋譲裁判長とは

 2011年の福島原発事故以降に千葉地裁や福島地裁、大阪高裁を歴任した裁判官です。 大阪高等裁判所時代に裁判長として2018年9月27日に判決を出したのが左の事件。
 
 大阪朝鮮高校を高校授業料無償化の対象から外したのは違法として、運営する学校法人が国に処分の取り消しなどを求めた訴訟の控訴審判決をくだしたのが、大阪高裁・高橋譲裁判長。「学校は朝鮮総連から不当な支配を受けている疑いがある」と言いがかりをつけて、国の処分を違法として無償化するよう命じた1審・大阪地裁判決を取り消し、学校側の訴えをしりぞけました。
 左は、1996年8月15日にNHKが全国放送した番組です。これが社会の常識だったから、群馬県立公園内に朝鮮人慰霊碑が建立されたのです。
 NHKスペシャルで放送された強制連行犠牲者たちの遺骨。
 下は、強制連行された人々の記録『間組百年史』から。資料の出典は群馬県知事引継書。

高崎金曜日行動は、毎週金曜日19:30~20:00、高崎駅西口ロータリーの西北角で、休むことなく続いています。写真は8/13,8/15のもの。ぜひご参加ください。

全国の金曜日行動の力で原発なくそう!祝・首相官邸前金曜行動再開!