新型コロナウイルス・パンデミック。「緊急事態宣言」。恐慌と大失業。
さて、どう生きよう?
明けましておめでとうございます。
2020年、タカキン=高崎金曜日行動は引き続きがんばります。
もうすぐ3・11から9年。
ばらまかれた放射性物質の影響は、そんなあまいものではありません。
突然死、心筋梗塞や脳卒中、免疫機能の低下、筋肉の異常、体調不良…
過労死が増えていますが、これも放射能・内部被曝との関係がないはずがありません。
南海トラフや根室沖、首都直下型など、新たな大地震はこの30年以内にそれぞれ70~80パーセントの確率で起こると専門家が発表しています。
なのに、原発を再稼働して恥じない連中。
ワイロをもらって、原発をつくり、動かしてきた。
今年3月に、福島第一原発の直近を通る常磐線が、全線、開通しようとしています。
3・11の被害は終わった。もう3・11はなかったことにする。オリンピックは、そういう大セレモニーにしようとしています。
安倍と原発推進勢力の狙いです。
今年は、こうした情勢の中にあります。
負けられません。
折しも、コンビニの24時間・365日営業問題をめぐって、松本さんを先頭にコンビニオーナーの生存権をかけた闘いが始まっています。
電気はためておけない。ならば夜間も電気を使わせる。セブンイレブンは、こうした電力資本の意も受けて、24時間営業に舵を切り、全体が24時間休まない、そんな社会を先導してきました。
こんな非人間的なものはぶっとばす。
2020年、勝利しましょう!
11月8日から12日まで、高崎金曜日行動の仲間5人が韓国を訪問。
現地まで行くことは出来ませんでしたが、交流を続けてきたサムチョク(三陟市)の仲間ともソウルで会って楽しく話をすることもできました。
サムチョクは、町ぐるみの原発反対運動で原発建設計画を撤回させた町です。近いうちにぜひともサムチョクに行こうと話し合いました。
高崎金曜日行動は、仲間を送り出しつつ、毎週がんばっています。写真がなくてすみませんが。
少し古い現状だよりですが、韓国の労働者市民と連帯のため、大事なので、ここで掲載します。
「慰安婦や強制連行の証拠はない」の?
1943年6月、鹿児島の俳句愛好者たちの同人誌『きりしま』関係者の地元新聞記者ら37人が、治安維持法違反、不敬罪で特高警察に逮捕されるという「きりしま事件」がおこります。
これを指揮したのが、鹿児島の特高警察課長(警視)だった、奥野誠亮氏です。
奥野氏の言う逮捕理由がすごいんですよね。「溶岩に苔古(ふ)り椿赤く咲く」
「椿の赤をうたったのは共産主義」「(別の句)馬肉を食べて厭戦主義を煽った」
奥野氏は戦後の自民党幹部時代も「大東亜戦争肯定」をぶち上げ続けた、骨の髄からの保守反動の人です。
その奥野氏が、よりによって『読売新聞』1面で「占領前 文書焼却を指示」と語っている重大さです。
当時内務省は内閣の実体そのものの巨大な省。その次官から直接命令を受けた、実行の総責任者格の一人が奥野氏だったのでしょう。
あの俳句で懲役2年でした。文書焼却しないと厳罰に処される強制力をもって国内・国外で実行されます。
映画『日本のいちばん長い日』での焼却場面
主人公の一人が市谷の軍隊から出ていくシーンです。
周りで兵士たちが大慌てで機密文書を証拠隠滅し続ける場面が描かれています。
この『便り』で何回か紹介したように、群馬県の正史である『群馬県史』にも、敗戦の日から県庁や各役場で、証拠隠滅の煙がのぼったことが明記されています。
今も「森友」「加計」「統計」でやっていますね。
米軍の、日本の通信傍受記録では、8月14日に閣議決定で各隊での文書の証拠隠滅を決定しているのを傍受しています。右上は翌15日付関東軍参謀課長から第二総管区司令官その他への「秘密書類焼却」命令書実物。命令書だけは焼却を忘れた例。左上は、宮城(皇居)での機密焼却指示の証拠が見つかった報道です。