あの日から9年。14:46には集会参加者全員で黙祷を捧げた。様々な思いを胸に。
9年目の3・11反原発福島行動は新型コロナウイルスの自粛モードの中、郡山市で行われた。
開催か中止か、議論を重ね、悩み抜いた末の開催。
集会の中で、福島原発事故の直後、学校の放射能が高いのに、学校の再開を強行した国=文科省への要請行動に立ち上がった福島のお母さんたちの、当時の姿がスクリーンに映し出された。
文科省の交渉担当者に、ビニールにつめた福島の汚染度を突きつけ、「大丈夫だというならなめてください!子供たちは、その土をなめたり、吸い込んだりするんです!」と迫る姿。
子供たちを守る親の思いは、常に真剣だ。それは今も同じだ。
沖縄も、三里塚も、同じ。
闘いの原点はここにある。
福島はあきらめない。
この思いで立ち上がれば必ずたくさんの人とつながれる。
そしてつながれば社会も政治も変えられる。
新型コロナウイルスの自粛モードの中、開かれたこの集会の意味は大きかった。